丸眞AI REPORT

丸眞株式会社 様 | オンプレミス型AI(RAG)製品 比較レポート + n8n活用のご提案

2026年8月4日 お打ち合わせの内容を反映した改訂版(初版 8/1)/ 株式会社ピースフラットシステム / 製品情報は公式サイト・公式リリース・公式価格ページを一次情報として確認

丸眞様 AI業務OS モックを別タブで開く
結論 1. 要件整理 2. 調査済3製品 3. 代替候補 7製品 4. 一覧比較表 5. 実現できるのか(規模検証) 6. 費用感(実額) 7. そもそもパッケージは必要か 8. ★ナレッジが頭の中にしかない問題 9. 入荷予定照会と、将来の需要予測 10. n8nとは(事実) 11. n8n vs パッケージ 12. 推奨構成・スケジュール 13. 各社への確認質問 14. 出典一覧
8月4日のお打ち合わせを受けた、主な変更点
お打ち合わせで、初版(8/1)の想定と方向性が変わった点がございましたので、以下のとおり改訂しました。

① 需要予測 → スコープ外へ「そこまでは現状AIでやらなくていい」とのお話でしたので、最優先から外し、将来の拡張候補として第9章に整理し直しました。
② 社内ナレッジ → 最優先へ「それに聞けば丸眞が分かるものを作りたい」という代表者様のご意思、丸眞様の歴史・社員の失敗談・成功談を引き出したい、というお話を中心に据え直しました。
③ 新章を追加(第8章)「そのナレッジは今、各々の頭の中にしかない」というお話が、本件の最大の関門です。ここをどう解くかを新しい章として起こしました。本レポートで最もお読みいただきたい箇所です。
④ 入荷予定照会を追加「入荷予定を聞いたら答えてくれる」というご要望を、第9章および別タブのモックに反映しました。
⑤ スケジュールを実際の期日に8月末決算・今年9月〜来年8月に導入と設定・来年9月から運用開始という前提で、第12章を組み直しました。
本レポートの「情報の出どころ」の扱いについて(必ずお読みください)
本レポートでは、記載のすべてに出どころのラベルを付けています。
公式 = ベンダーの公式サイト・公式プレスリリース・公式価格ページに記載されている内容。そのまま引用しています。
第三者 = 業界メディア・比較サイト等の記載。一次情報ではないため、参考値としてお読みください。
弊社想定 = 弊社の仮定・試算。ベンダーの公表値ではありません。

また、公式サイトで確認できなかった項目は「公開情報なし(要問合せ)」と明記しています。これは「その機能がない」という意味ではありません。弊社が推測で埋めた項目は一つもありません。製品仕様・価格は改定されるため、最終判断の前に各ベンダーへの直接確認をお願いいたします。

 結論:作るものは決まりました。ただし最大の関門は、製品選びではありません

8月4日のお打ち合わせで、貴社が作りたいものが明確になりました。
「それに聞けば丸眞が分かる」——代表者様のこのご意思が、本件の軸です。
丸眞様の歴史、社員の方々の失敗談・成功談。「今こういうことをしたい、過去の事例を出して」「注意点は?」と聞けば、過去の経験から答えが返ってくる。これは技術的には十分に実現できます。

しかし、ここに本件最大の関門があります。お打ち合わせで「そのナレッジは現状、各々の頭の中にしかない」とお話しいただきました。RAGは「すでにある文書」を探す技術です。文書が存在しなければ、どんなに高価な製品を導入しても、AIは何も答えられません。
つまり本件の勝敗を分けるのは、製品の選定ではなく「頭の中にあるものを、どうやって形にして貯め続けるか」です。ここを設計せずに製品だけ導入すると、空っぽの検索窓が残ります。その解き方を第8章にまとめました。本レポートで最もお読みいただきたい箇所です。

★最重要 → 第8章「ナレッジをどう集めるか」
入荷予定照会 → 第9章
ソフト費用は0円で始められます(第7章)
インターネットへの経路を作りません
頭の中にしかない
本件の最大の関門
製品を入れても、貯めるものがなければ何も返りません。ここをどう解くかが第8章
2機能
直近で作りたいもの
① 丸眞ナレッジAI(歴史・失敗談・成功談)
② 入荷予定を聞いたら答える
¥0
ソフトのライセンス費
n8n/Dify/Qdrant/Ollama はすべて社内利用が無償で認められています公式 詳細は第7章
来年9月
運用開始のご希望
8月末決算。今年9月〜来年8月に導入と設定、来年9月(再来期)から運用開始(第12章)
1

丸眞様の要件整理と、そこから導かれる評価軸

発注ナビ様のヒアリング内容、および貴社公式サイト(marushinkk.co.jp/marushinbb.com)・gBizINFO の公開情報から整理しています。

貴社について(公開情報より)公式

設立
1968年5月17日(創業は昭和41年/1966年、名古屋市内)
本社
愛知県名古屋市守山区小幡南1-1-5
代表者
代表取締役社長 眞下 一成 様
資本金
3,800万円
従業員
208名(2025年12月時点・gBizINFO 掲載値)
事業
タオル製品を中心に、寝装品・贈答品・インテリア・雑貨等の繊維製品の商品企画・製造・卸販売、および貿易業務
ライセンス
任天堂/講談社/サンリオ/スタジオジブリ/ウォルト・ディズニー/ワーナーブラザース 等。1994年にスタジオジブリとライセンス契約を締結
拠点
名古屋本社/瀬戸市 物流センター
BtoB
会員制卸売サイト「MARUSHIN BtoB」(marushinbb.com)を自社運営
AI活用の観点で効いてくる特徴:多数のキャラクターライセンスを扱われている点です。ライセンス契約書(使用許諾範囲・チャネル制限・監修フロー・ロイヤリティ・契約期限)は、まさにRAGが最も得意とする非構造化文書であり、かつ営業現場が最も頻繁に照会する情報でもあります。別タブのモックでは、この点を中核機能の一つとして設計しています。

8月4日のお打ち合わせで確定したこと商談

こちらが最新です
論点お打ち合わせで伺った内容優先度
一番作りたいもの「それに聞けば丸眞が分かる」ものを作りたい(代表者様のご意思)。丸眞様の歴史、社員の方々の失敗談・成功談を引っ張ってこられるようにしたい。今は各担当者へ問い合わせているが、まずAIに聞くというフローにしたい
使い方のイメージ:「今こういうことをしたい、過去の事例を出して」「注意点は?」→ 失敗談から「こういうことがあったので、ここに注意してください」と返す
最優先
そのナレッジの現状「現状は各々の頭の中にしかない」。ドキュメントとして保管されているものはほぼない。各々が頭にあるものを洗い出すところからになる★最大の関門
第8章
もう1つのご要望入荷予定を聞いたら答えてくれるようにしたい(基幹システムの入荷予定情報)第2優先
需要予測について「そこら辺までは現状AIでやらなくていい」とのお話。初版で中心に据えていましたが、スコープから外しました将来検討
今後の広がりやりたいことは今後どんどん増えていくと思うので、柔軟に対応できるものという観点でも見ていきたい選定基準
オンプレにしたい理由Copilot等はデータを一度外に出すことになる。基幹システムの売上実績と連携したい=本当に機密情報なので、オンプレ製品にしたい前提
目的自動化して人を減らすというより、人ができない業務は機械に任せて生産性を上げたい前提
スケジュール8月末決算。今年9月〜来年8月の間に導入と設定を行い、来年9月(再来期)から運用開始したい。予算は稟議を上げて決めるため現時点では未定第12章
検討状況発注ナビ様から5社のご紹介。弊社は2社目。今月(8月)中には方向性を固めたい
初版との最大の違い:初版は発注ナビ様のヒアリングシートに基づき「需要予測・営業支援」を中心に組み立てていました。お打ち合わせを踏まえ、「社内ナレッジ」と「入荷予定照会」を中心に据え直しています。

現在のシステム環境(8/4に伺った内容)商談

グループウェア
Microsoft 365。もともとサイボウズ Office(オンプレ)をご利用で、来年サポートが切れるため M365 に集約。ただし「とりあえず乗せ換えた」状態で、グループウェアとしてはもう一度考え直すご予定
生成AI
現状、生成AI/AI周りの導入はできていない。これから入れていきたいという代表者様のご意向
Copilot
データを一度外に出す点が懸念。基幹の売上実績のような機密情報を扱いたいため、オンプレを希望
基幹システム
売上実績・入出荷データを保持。API の有無は未確認(次回お伺いしたい点)。API がない場合は、CSV出力+RPA を前段に置いて n8n へ取り込む方式が取れます
M365 をお使いである点は、本件にとって好材料です。Teams・Outlook・SharePoint という社員の方が毎日開いている場所が既にあります。新しい画面を増やさず、いつも使っているチャットからAIに聞ける形にできます(第12章・別タブのモック④)。
また「グループウェアを考え直すご予定」とのことですので、特定の製品に依存しない構成(n8nで繋ぐ形)にしておく方が、将来の乗り換え時に資産が残ります。
2

既に情報収集済みの3製品 ― 正確な位置づけの確認

「これ以外を提案してほしい」とのご要望ですが、比較の基準線として3製品が何であるかを公式情報で押さえます。この3製品は互いに競合ではなく、買っているレイヤーが異なります。

Private AI Platform on PRIMERGY
エフサステクノロジーズ株式会社(旧・富士通のハードウェア事業)
レイヤー
ハード込み基盤
中身公式
PRIMERGY x86サーバー+高性能GPUに、OS・コンテナ基盤・言語モデル・RAG・OpenAI互換API/Web GUI までをプリビルドしたレディメイドモデル。インターネット接続なしで対話型生成AIが利用可能。
性格
「サーバーを買えばAI基盤が動く」型。業務アプリは自社で作る前提です。
価格
公開情報なし(要問合せ)
Safe AI Gateway オンプレミス
株式会社ソフトクリエイト
レイヤー
アプリ+運用サービス
中身公式
2025年3月25日リリース。外部ネットワークから完全に切り離されたオフライン環境で動作。製品をインストール済みのサーバーレンタル、導入マニュアル、月30時間までの運用サポート、保守を含むサービス。
公表価格公式
初期費用 25万円〜/月額 50万円〜
= 5年間のサービス費用は単純計算で 約3,025万円〜
性格
サーバーレンタル+伴走支援込みのサブスク型月額水準は今回調査した中で最も高い部類です。
美琴 powered by cotomi
株式会社大塚商会 × 日本電気株式会社(NEC)
レイヤー
国産LLM搭載アプライアンス
中身公式
2025年1月28日提供開始。NEC開発の国産LLM「cotomi」を搭載し、外部サービスに接続せずオンプレ環境に閉じて運用。RAG機能により社内文書をクラウドにアップせず参照。
サービス
ソフト/ハード提供・保守サポートに加え、RAGの検索精度を高めるチューニングサービスを提供。
価格
公開情報なし(要問合せ)
この3製品を並べて見えること:①はハード基盤、②は運用サービス込みのアプリ、③は国産LLM搭載アプライアンス。「オンプレ生成AI」と一言で言っても買っているレイヤーが違うため、単純比較すると判断を誤ります。第4章の比較表は、この「レイヤー」を明示したうえで並べています。
3

ご提案する代替候補 7製品(すべてオンプレミス対応・公式情報ベース)

「パッケージで導入し、その後は自社で拡張したい」という運用像に合うことを最優先の選定基準としました。★=丸眞様への適合度が高いと弊社が考える製品

★ 第1候補
RICOH オンプレLLMスターターキット
リコージャパン株式会社(2025年4月7日 提供開始)
レイヤー
ハード LLM 開発基盤 のオールインワン
構成公式
GPUサーバー1台で稼働する形で、リコー製LLM・各種動作ソフトウェア・GPUサーバーハードウェアをキッティングして提供。基本構成の構築・動作検証・現地設定まで行い、すぐに利用開始できる状態で納品されます。
規模対応公式
4機種のラインナップが公式に定義されています。
・エッジモデル:1人〜のテスト導入向け
・エントリーモデル:〜10人のグループ向け
・スタンダードモデル:〜100人の部門向け
・ハイエンドモデル:全社規模向け・個別対応
→ 貴社の170〜180名は「ハイエンドモデル(個別対応)」に該当します。
LLM公式
リコー製 700億パラメータのLLM(日英中3言語対応)。図表を読み取れるマルチモーダルモデルおよびセーフガードモデルあり。従量課金ではなく使い放題の構造。
拡張性公式
生成AI開発プラットフォーム 「Dify」Community版(無償ライセンス)をUIとして提供。ノーコードで自社の業種業務に合わせた生成AIアプリを作成可能。オプションでDify教育支援・Dify伴走支援あり。
サポート公式
メールサポート 6チケット(1チケット3時間)、LLMモデルサポート、教育支援(初級・中級)、伴走支援。
実績
「2025年 日経優秀製品・サービス賞 最優秀賞」受賞。2026年3月にはCTC・リコー・リコージャパンから、リコー製LLM搭載の超小型デスクサイドAIサーバーも提供開始。
価格
「お客様設置環境、お客様要望を元に個別に御見積」と公式に明記=非公表
「パッケージで買って、あとは自社で拡張」というご要望に、製品設計そのものが一致しています。Difyが最初から載っているため、情シス様が自力でアプリを増やせます。
今回調査した中で唯一、規模別のモデルラインナップを公式に公表している製品です。「180名で動くのか」という問いに、ベンダー自身が答えを用意しています。
価格が完全非公表のため、ハイエンドモデルの見積取得が必須です。GPUサーバー込みのため、金額は数百万円〜のオーダーになる可能性が高いとお考えください(弊社想定であり、公表値ではありません)。
公式に「Web接続は非推奨」と記載されています。完全オンプレ運用が前提の製品であり、貴社の要件には合致しますが、外部SaaS連携を将来やりたい場合は別途設計が要ります。
★ 第2候補
エンタープライズサーチ QuickSolution Ver.13.5
住友電工情報システム株式会社(Ver.13.5 は2025年8月29日 販売開始)
レイヤー
全社検索基盤生成AI連携(RAG)
実績公式
2001年の発売以来、5,100サーバー以上に導入(2024年8月時点)。4つの市場調査でシェア1位。数百TBまでのフルレンジに対応した純国産
課金モデル公式
「サーバライセンスで、利用ユーザ数には依存せず、ライセンスの種類とモデルに応じて価格が決まります」と公式に明記。
170〜180名でも、300名でも、ライセンス費用は変わりません。
公表価格公式
ライセンス価格 250万円(税抜)〜
データ規模別に5グレード:Grade200(200万件/800GB〜2TB)/Grade500(500万件/2〜5TB)/Grade1500(1,500万件/6〜15TB)/Grade2500(2,500万件/10〜25TB)/GradeMax(無制限/30〜50TB)
RAG公式
利用者の閲覧権限を考慮して回答を生成。文字列検索とベクトル検索のハイブリッド方式。LLMへの追加学習を行わない。検索結果に対する対話に加え、単一文書を指定しての対話も可能。
対応LLM公式
ChatGPT/Azure OpenAI Service/Gemini(Vertex AI)/Claude/Amazon Bedrock/ローカルLLM(gpt-oss)。MCP対応により外部AIエージェントからの社内横断検索も可能。
検索対象公式
オンプレのファイルサーバーに加え、Microsoft 365・Box・Google Drive など社内外に散在する情報をファイルの中身まで横断検索
今回調査した中で、価格・課金モデル・データ規模の3点すべてを公式に公表している唯一の製品です。予算検討の土台として最も扱いやすい存在です。
25年の実績・5,100サーバー以上の導入。170〜180名の全社展開で「動かない」リスクが最も低い選択肢です。
重要なご注意:250万円〜はベースライセンスの価格です。公式の価格ページには、生成AI連携(RAG)オプション/ベクトル検索オプション/チャットボットオプション/クラウド連携/利用者拡張オプション「オプション製品」として別立てで記載されています。RAGとして使うには、これらの追加費用が上乗せになります。総額は必ず見積で確認してください。
本質はエンタープライズサーチであり、「AIアプリを自社で作る基盤」ではありません。拡張はn8n等の別レイヤーが必要です。
★ 第3候補
GMO AI RAG(Enterprise版 オンプレミス)
GMOプライム・ストラテジー株式会社(Enterprise版 2026年6月30日 提供開始)
レイヤー
RAGソフトウェア(ハードは別途)
提供形態公式
クラウド(AWS)/オンプレミス(完全クローズド対応)/ローカル環境
公表価格公式
オンプレミス(税別・参考価格)
初期:環境構築 40万円〜 + 導入支援 160万円〜(計200万円〜)
年間:保守 60万円〜 + サポート 72万円〜(計132万円〜)
※クラウド版は初期40万円〜・年間180万円〜
機能公式
社内文書のナレッジ化と即時回答/既存ストレージ(SharePoint・Google Drive・Box等)連携/部門ごとの情報セグメント化と個別権限管理/MCPサーバー機能によりCopilot・Claude等の外部AIと連携/複数LLM(Anthropic・OpenAI・Google)対応
オプション公式
「チューンドRAG」=検索精度を約1.4〜1.8倍に向上(F1スコア約0.591)
OSS版公式
2026年秋頃に AGPLライセンスでOSS版を公開予定(無料)。ベンダーロックイン回避を製品方針として明示。
オンプレ版の価格を明示している数少ない製品です。年間132万円〜というサーバー課金型のため、170〜180名という人数が費用に直結しません
OSS版の公開が予告されているため、「まず有償版で始めて、将来的にOSS版で内製に寄せる」という選択肢も残せます。
提供開始が2026年6月と比較的新しい製品のため、大規模導入の実績蓄積はこれからです。
ソフトウェア単体の価格であり、GPUサーバーは別途調達が必要です。ここが総額に大きく効きます(第6章)。
同時利用者数・推奨ハードウェア要件は公開されていません。180名での稼働可否は、見積時に必ず確認が必要です。
Alli LLM App Market
Allganize Japan株式会社(日立ソリューションズが販売パートナー)
レイヤー
LLMアプリプラットフォーム
提供形態公式
オンプレミス環境/顧客契約のクラウド環境/完全クローズド環境に、インストールパッケージとして導入。
機能公式
100個以上の生成AIアプリ・エージェントを実装済み図表対応の高精度RAG、ノーコードビルダー、データ/システム連携機能、管理者画面・ログ管理・プロンプト管理。
導入期間公式
要件確認 → SaaS環境での試行サポート → 環境準備 最短3ヶ月 → 本番環境実装・初期セットアップ 1〜2週間程度
価格
「お客様のご利用環境によって金額が変わる」とのみ記載=非公表
Allganize と日立ソリューションズが生成AI・LLM領域で販売パートナーシップを締結し、機密情報を安全に扱えるプライベート環境をクラウド/オンプレの両方で提供(2024年7月発表)。大手SIerの後ろ盾は稟議上の安心材料になります。
「まずSaaSで試してからオンプレへ移す」導入プロセスが公式に定義されており、情報収集段階の貴社には検証しやすい形です。
ハードウェア要件・同時利用者数・価格のいずれも公開されていません。3点セットで見積確認が必要です。
neoAI Chat for オンプレミス
株式会社neoAI
レイヤー
社内AIチャット+RAG
機能公式
RAGによる高精度な資料読み取り/部署・個人ごとの権限管理チャットログ全出力エビデンスチェック(回答に使用された参考文書の確認)/業界別チューニングと社内用語登録/多機能ダッシュボード分析
LLM公式
カスタマイズ性の高いローカルLLMを利用。日本語特化の自社LLMも開発中で、複数モデルから選択可能。
課金公式
「実装する機能や利用される社員数によって変動」と公式に明記。
ユーザー数が価格に影響する型です。180名規模では単価×人数の確認が必須。
エビデンス(出典)表示とログ全出力が明記されており、「AIの回答を鵜呑みにしない」運用ガバナンスを作りやすい製品です。
オンプレとされる一方、公式ページには「貴社Azure環境への導入コストと同程度」との記載もあり、純粋なオンプレ完結なのか、プライベートクラウド前提なのかを明確に確認する必要があります。貴社の要件は「自社サーバー」ですので、この点は最初に確認すべき項目です。
Panorama AI Box
SDT株式会社
レイヤー
オフライン特化アプライアンス
特徴公式
インターネット接続環境がなくても生成AIを活用できることを主眼とした製品。工場・病院など通信のない現場での利用を想定。
LLM公式
日本語性能の高い Google「Gemma」および 「Llama-3-ELYZA-JP-8B」を採用。RAGで社内データと結合。
コスト構造公式
API従量課金ではないため、生成AI利用そのものにランニングコストが発生しない構造。
価格
AI Box は非公表。関連の Panorama AI Chat/Search は月額10万円〜(税別)と公表
物流センターなどネットワークが弱い拠点にも置ける小回りの良さがあります。
8Bクラスのモデルが中心です。第5章のGPU要件で示すとおり、8Bは軽量で扱いやすい反面、70Bクラスと比べると複雑な文書横断・長文推論では見劣りする可能性があります。170〜180名の全社基盤としては、まず実データでの検証を強くお勧めします。
オンプレミス生成AI基盤 + ドキュメント構造化AI
大日本印刷株式会社(DNP)× エフサステクノロジーズ
レイヤー
前処理(文書構造化)+基盤
特徴公式
非定型フォーマットを含む社内文書を、AIが理解しやすい「構造化データ」に変換。単なるOCRではなく、レイアウトを解析し見出し・本文・図表・項目間の関連性まで構造化。誤回答・ハルシネーション抑制機能を搭載。
検証公式
2週間無償の検証環境機器貸し出しサービスが利用可能
価格
公開情報なし(要問合せ)
「RAGの精度が出ない」原因の大半は文書の前処理です。ここを製品として持っている点は他候補にない強みで、商品規格書・仕様書・ライセンス契約書のような表とレイアウトの多い文書を扱う貴社と相性が良い可能性があります。
2週間無償検証があるため、費用ゼロで貴社の実文書での精度が測れます。情報収集段階の今、最も手を出しやすい選択肢です。
ご注意:基盤側はエフサステクノロジーズとの連携であり、貴社が既にご覧になっている「Private AI Platform on PRIMERGY」とハードウェア基盤が同系統です。「別の選択肢」という観点では純度が下がる点を、あらかじめ申し添えます。
【参考】部品として選べるもの
単体では業務アプリになりませんが、上記製品の中身として重要です
NTT版LLM「tsuzumi 2」公式
NTTが2025年10月20日提供開始した純国産LLM。約300億パラメータで、メモリ40GB以下のGPU 1枚で動作するよう設計され、オンプレ導入と低コスト運用を狙った製品。RAG検索や文書からの情報抽出・要約を強化「1枚のGPUで足りる」ことを公式に打ち出している数少ないLLMで、GPU費用を抑えたい場合の有力な選択肢です。
HPE Private Cloud AI(HPE × NVIDIA)公式
ターンキー型プライベートAI基盤。データレイクハウスを統合し、「推論+RAG」「推論+RAG+ファインチューニング」など用途別のハードウェア構成を用意。HPE AI Essentials、ブラウザベースの AI Studio を同梱。大規模・長期運用を見据える場合の基盤候補
Dify(OSS)第三者
RICOHキットにプリインストールされているノーコードAIアプリ基盤。Apache License 2.0で公開され、自社アプリのバックエンドや社内利用は商用でも可能。ただし①書面許可なくマルチテナントSaaSとして再提供しない ②コンソールのDifyロゴ・著作権表示を改変しないの2条件があります(社内利用のみの貴社は問題ありません)。
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一覧比較表

◎=公式に明記あり/○=公式に相当の記載あり/△=限定的または要確認/—=公開情報なし。「—」は「できない」ではなく「公開されていない」という意味です。

製品/提供元 レイヤー オンプレ
完結
ノーコード
自社拡張
権限考慮
回答
構造化DB
集計・予測
180名での
規模根拠
課金モデル 公表価格
RICOH オンプレLLM
スターターキット

リコージャパン
ハード+LLM
+開発基盤

Dify同梱
×
要n8n等

全社規模=
ハイエンド機
と公式明記
機器+構築
人数課金なし
非公表
「個別に御見積」と公式明記
QuickSolution Ver.13.5
住友電工情報システム
全社検索
+RAG

ローカルLLM対応

閲覧権限考慮
×
5,100サーバ
以上/数百TB
サーバ
ライセンス

ユーザ数
非依存と公式明記
250万円(税抜)〜
※RAG/ベクトル検索/
チャットボットは別オプション
GMO AI RAG
Enterprise オンプレ

GMOプライム・ストラテジー
RAG
ソフトウェア

完全クローズド

OSS版で拡張可

部門別権限
×
同時利用者数
の記載なし
サーバ
課金型
初期 200万円〜
年間 132万円〜

(税別・参考価格)
※GPUサーバー別途
Alli LLM App Market
Allganize Japan/日立ソリューションズ
LLMアプリ
基盤

完全クローズド

ノーコードビルダー

システム連携
機能あり
非公表
「利用環境によって変わる」
neoAI Chat for オンプレミス
neoAI
社内AI
チャット

要確認

部署・個人別
× 社員数で
変動

公式明記
非公表
180名だと総額が
膨らむ可能性あり
Panorama AI Box
SDT
オフライン
アプライアンス

ネット接続不要
×
8Bクラス中心
全社基盤は要検証
機器 AI Box は非公表
関連サービス 月10万円〜
オンプレ生成AI基盤+
ドキュメント構造化AI

DNP × エフサステクノロジーズ
文書構造化
+基盤

ハルシネーション抑制
× 非公表
2週間無償検証あり
【弊社主戦場】
n8n(セルフホスト)

n8n GmbH
業務接続
ワークフロー

隔離設定を
公式提供

画面上でWF作成

Projectsは有償版

DB直結・集計・予測

同時実行数で
プラン選択
全プラン
ユーザー数
無制限

公式明記
Community:無償
Business(self-hosted):
€667/月(年払い)
Enterprise:カスタム
この表の読みどころは3つです。
紫の「構造化DB 集計・予測」列:RAGパッケージ7製品すべてが「×」または「△」。需要予測は別レイヤーの仕事です(第8章)。=どのパッケージを買っても、需要予測の部分は結局これから作ることになります(第7章)。
緑の「課金モデル」列QuickSolutionとn8nは「ユーザー数非依存」を公式に明記。一方 neoAI は「社員数によって変動」と明記。180名という規模では、この差が総額を大きく変えます(第6章)。
「180名での規模根拠」列公式にサイジングを公表しているのは RICOH と QuickSolution の2製品のみです。他は「動かない」のではなく「公表されていない」ため、見積時の確認事項になります(第13章に質問リストを用意しました)。
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「170〜180名で本当に実現できるのか」― 規模の検証

ここが最も重要なご確認事項です。ベンダー公表値と、GPU専門ベンダーの技術資料を根拠に、事実として言えることと、確認が必要なことを分けて記載します。

事実①:規模別のサイジングを公表しているベンダーがある

リコージャパンは、公式製品ページで4機種のラインナップを規模別に定義しています公式。これは「何人まで使えるのか」に対する、ベンダー自身の回答です。
モデル公式に記載された想定規模
エッジモデル1人〜のテスト導入向け
エントリーモデル〜10人のグループ向け
スタンダードモデル〜100人の部門向け
ハイエンドモデル全社規模向け・個別対応
判定:実現可能。ただし「ハイエンドモデル・個別対応」が必要 貴社の170〜180名はスタンダードモデル(〜100人)の範囲を超えます。したがって「ハイエンドモデル」での個別サイジングが前提になります。「1台のGPUサーバーに、そのまま180名を載せる」という単純な話ではないことを、最初に押さえておいてください。逆に言えば、ベンダー側に全社規模の受け皿が用意されていることが公式に確認できたということです。

事実②:検索基盤側は、規模の心配がほぼない

  • QuickSolution は「数百TBまでのフルレンジに対応」「2001年の発売以来 5,100サーバー以上に導入」と公式に記載公式。データ規模別に Grade200(800GB〜2TB)から GradeMax(30〜50TB)まで5段階が用意されています。
  • さらに「サーバライセンスで、利用ユーザ数には依存しない」と公式に明記公式180名でも1,000名でも、ベースライセンス費用は同じです。
判定:全社検索基盤としての実現性は極めて高い 貴社の文書量(商品規格書・ライセンス契約書・カタログ・提案書等)は、Grade200〜Grade500 の範囲で十分に収まる可能性が高いと考えられます弊社想定「検索できるようになるか」という不安はほぼありません。論点は「RAGオプションを含めた総額がいくらか」に移ります(第6章)。

事実③:GPUの必要量は、選ぶLLMのサイズでほぼ決まります

「何人まで使えるか」を左右する最大の要素は、GPUの VRAM(ビデオメモリ)容量です。NVIDIAエリートパートナーである NTTPC の技術資料には、以下の目安が示されています第三者(ベンダー公式資料ですが、丸眞様の構成に対する保証ではないため第三者扱いとしています)。
7〜8B級モデル
必要VRAM 16〜24GB。「軽量・応答が速い」「単一GPU、同時実行数重視」。
該当製品:Panorama AI Box(Llama-3-ELYZA-JP-8B)
13〜30B級モデル
必要VRAM 24〜48GB。「精度とコストのバランス」。
該当:NTT tsuzumi 2(約30B・40GB以下のGPU1枚で動作すると公式に明記)公式
70B級モデル
必要VRAM 80GB級。「数十B級以上はマルチGPU・並列化が前提」と記載。
該当:RICOH(リコー製700億パラメータLLM)
ここが「実現できるか」の分岐点です。
リコー製LLMは 700億パラメータ(70B級)で、GPT-4相当の日本語性能をうたう高性能モデルです。その代わり 80GB級のVRAMが必要で、180名の全社利用となればマルチGPU構成が現実的な前提になります。これがハイエンドモデルが「個別対応」とされている理由と考えられます弊社想定
一方 tsuzumi 2 は約30Bで「40GB以下のGPU 1枚」で動くと NTT が公式に明記しており、ハードウェア費用を抑えたい場合の現実解になり得ます。「性能を取るか、GPU費用を取るか」が、この案件の最初の意思決定です。
なお「180名=同時に180人が使う」ではありません。実際の同時実行数は、業務利用では利用者数よりはるかに少なくなるのが通常です。ただしその比率は業務の使われ方次第であり、弊社が「○%です」と断定することはできません推論エンジンに vLLM(PagedAttention/Continuous Batching により高い同時実行性能を持つ)を用いる構成が同時実行の効率を上げることは技術資料に記載がありますが、最終的な必要GPU枚数は、実機を用いた負荷検証でしか確定しません。ここを「大丈夫です」と言い切るベンダーがいたら、根拠をご確認ください。

事実④:n8n は、人数が増えても費用が増えません

n8n の公式価格ページには、Starter/Pro/Business/Enterprise の全プランで「ユーザー数:無制限」「ワークフロー数:無制限」と記載されています公式プランを分けているのは「ワークフローの実行回数」と「同時実行数」であって、人数ではありません。
つまり 170名でも180名でも、n8n のライセンス費用は1円も変わりません。これは、全社展開を前提とする貴社にとって非常に大きな意味を持ちます。
プランホスティングユーザー数同時実行数価格(公式)
CommunitySelf-hosted のみ無制限無料(公式に「free, indefinitely」)
Startern8n hosted無制限5€20/月(年払い)
Pron8n hosted無制限20€50/月(年払い)
BusinessSelf-hosted無制限€667/月(年払い)/SSO・SAML・LDAP・Git・環境分離を含む
EnterpriseSelf-hosted / hosted無制限200以上カスタム見積/外部シークレット・ログストリーミング・SLA
判定:n8n 側に規模の壁はありません まず Community edition(無償)で開始し、SSO やプロジェクト単位の権限管理が必要になった時点で Business へ移行する、という段階設計が可能です。最初から高額なライセンスを買う必要はありません。

正直に申し上げる ― 「現時点で分からないこと」

以下は、公開情報だけでは判断できません。弊社が推測で埋めることはいたしません。
  • GMO AI RAG/Alli/neoAI/Panorama AI Box/DNP の「180名での動作実績」:いずれも同時利用者数・推奨ハードウェア要件が公開されていません。これらは「動かない」のではなく、確認が必要という状態です。
  • RICOH ハイエンドモデルの具体的な構成とGPU枚数:「個別対応」とされており、貴社の想定利用パターンを伝えたうえでの見積が必要です。
  • 各製品の、貴社の実文書での回答精度:これはカタログでは絶対に分かりません。スキャンPDF・表形式のExcel・古い商品規格書が混在する実データで試して初めて分かります。
  • 貴社の基幹データの構造:需要予測・実績照会の実現難易度は、売上実績データがどのDBに・どの粒度で入っているかで大きく変わります。ここは商談でお伺いしたい最重要ポイントです。
だからこそ、弊社は「無償・低コストで試せる枠」を先に使うことをお勧めします。DNPの2週間無償検証、Alli の SaaS 先行試行、n8n Community edition(無償)— いずれも費用をかけずに、貴社の実データで確かめられます。情報収集段階の今、最も損のない進め方だと考えます。
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費用感 ― 公表されている実額と、必ず上乗せになる項目

ヒアリングで「費用感も含めて」とのご要望をいただいております。弊社が推測で金額を作ることはいたしません。①公表実額、②5年総額の比較、③公表価格に含まれない項目、の順にご説明します。

① 公表されている実額(そのまま引用)公式

製品初期費用継続費用備考
QuickSolutionライセンス価格 250万円(税抜)〜サーバライセンス/利用ユーザ数に依存しない。データ規模で5グレード。RAG連携・ベクトル検索・チャットボットは別オプション
GMO AI RAG
Enterprise オンプレ
環境構築 40万円〜
導入支援 160万円〜
計 200万円〜
年間 保守 60万円〜
年間 サポート 72万円〜
計 132万円〜
税別・参考価格。GPUサーバーは別途。OSS版(AGPL・無料)を2026年秋公開予定
GMO AI RAG
Enterprise クラウド
40万円〜年間 180万円〜オンプレ版より年間48万円高い=オンプレの方が安い、珍しい価格設計
n8n Community
(セルフホスト)
無償公式に「Community edition is free, indefinitely」と明記。ユーザー数無制限
n8n Business
(セルフホスト)
€667/月(年払い)=年間 €8,004SSO/SAML/LDAP/Git/環境分離が必要になった場合。ユーザー数無制限。円換算は為替により変動
Panorama AI
Chat/Search
月額 10万円〜(税別)AI Box 本体の価格は非公表
【参考・除外製品】
Safe AI Gateway オンプレ
25万円〜月額 50万円〜5年で約3,025万円〜。サーバーレンタル+月30時間の運用サポート込み
RICOH・Alli・neoAI・DNP・美琴・Private AI Platform は価格非公表のため、本レポートには金額を記載していません。弊社が推定額を当てはめることはいたしません。ご検討が進んだ段階で、弊社が各社への見積取得を代行することも可能です。

② 5年総額の比較(公表値のみで計算)

構成5年間のソフト/サービス費用
B案:n8n Community + Dify + Qdrant + Ollama
パッケージ契約なし(第7章)
0円
※GPUサーバー・構築・運用工数は別途
GMO AI RAG オンプレ
初期200万+年132万×5年
約 860万円〜
GMO AI RAG オンプレ + n8n Community約 860万円〜
n8n分の増加なし
GMO AI RAG オンプレ + n8n Business
n8n €8,004/年 × 5年 = €40,020
約860万円 + €40,020
1€=170円なら約 1,540万円
QuickSolution
ライセンス250万〜+RAG等オプション+保守
250万円〜+α
オプション・保守額が非公表のため確定不可
【参考】Safe AI Gateway オンプレ
初期25万+月50万×60ヶ月
約 3,025万円〜
この表の重大な注意点:上記は「ソフトウェア/サービス費用」のみです。
GPUサーバー・弊社の導入支援費用・貴社の文書整備工数・運用保守の人件費は一切含まれていません。特に GMO AI RAG と QuickSolution はソフトウェア単体の価格であり、ハードウェアが別途必要です。一方 RICOH は GPUサーバー込みの価格であるため、単純比較はできません。「安く見える方が本当に安い」とは限らない点を、必ずご認識ください。

特にB案の「0円」について:これはソフトウェアのライセンス費が0円という意味だけです。GPUサーバーはどの案でも必要ですし、構築と運用保守の工数は消えません。パッケージの年間保守費は、その運用をベンダーに肩代わりさせる対価です。B案を選ぶ=その工数を自社(または弊社の保守契約)で持つ、という選択になります。この点は第7章で詳しく整理しました。

③ 公表価格に含まれない、必ず発生する費用

GPUサーバー第三者
ソフト単体売りの製品(GMO AI RAG・QuickSolution)はハードが別途です。業界メディアの記載では、GPUサーバー一式(CPU・メモリ・筐体込み)の相場はエントリー構成で200万円前後から、大型機は数千万円規模とされています。これは一次情報ではないため、実額は必ず見積でご確認ください。
なお、RICOHキットのようなハード込み製品は、この項目が見積に最初から含まれるのが利点です。
電力・空調弊社想定
GPUサーバーは消費電力・発熱が大きく、既存サーバールームの電源容量と空調が足りるかの確認が必要です。ここが足りないと、電気工事という想定外の費用が発生します。早い段階で情シス様に確認していただきたい項目です。
文書の整備弊社想定
RAGの精度は、文書の状態でほぼ決まります。スキャンしただけのPDF、セル結合だらけのExcel、命名規則がバラバラなファイル群は、どの製品を入れても精度が出ません。この整備工数は、どのベンダーの見積にもほぼ含まれていません。(DNPの構造化AIは、まさにこの課題を製品化したものです)
定着支援弊社想定
180名に配っても、使われなければ費用対効果はゼロです。部門別の質問例集・勉強会・利用状況の可視化までを計画に入れておくことをお勧めします。
弊社の支援弊社想定
n8n の構築・業務ワークフロー設計・基幹DB連携の費用です。現時点で金額をお出しすることはいたしません。貴社のデータ構造・対象業務・フェーズ範囲が決まって初めて算出できるためです。第12章のスケジュールで範囲を区切ったうえで、正式見積をご提示します。お見積りの発行は無料で承ります。
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そもそもパッケージ契約は必要か ― 3案の正直な比較

「既にあるシステムを n8n で繋ぐなら、パッケージを買う必要はないのでは?」というご指摘は、技術的にはそのとおりです。ここでは弊社の売上を脇に置いて、正直に3案を比較します。

まず、動かしがたい事実から

事実1:必要な部品は、すべて無償で使えます
部品役割ライセンス社内利用
n8n業務接続・ワークフローSustainable Use License
(Community edition)
無償で可
条文に「your own internal business purposes」を明示的に許可と記載
DifyノーコードAIアプリ基盤・チャットUIApache License 2.0
(+2条件)
無償で可
禁止は「無断でマルチテナントSaaS再提供」「ロゴ改変」のみ。社内利用は対象外
QdrantベクトルDB(RAGの検索エンジン)Apache License 2.0無償で可
商用利用可・自己ホストに利用制限なし
OllamaローカルLLMの実行基盤MIT License無償で可
つまり、RAGも需要予測も営業提案も、ソフトウェアのライセンス費 0円で構築できます。これは弊社の営業トークではなく、各プロジェクトのライセンス条文に書かれていることです。
事実2:パッケージの中身も、実は同じOSSです
  • RICOH オンプレLLMスターターキットには、生成AI開発基盤として「Dify」の Community版(無償ライセンス)がプリインストールされていると、リコー公式製品ページに明記されています公式つまり同キットのアプリ層は、貴社が自分で無償導入できるものと同じソフトウェアです。
  • GMO AI RAG は、2026年秋頃に OSS版(AGPL)を無料公開する予定と公式に発表しています公式。同社自身が「ベンダーロックイン回避」を製品方針として掲げています。
  • QuickSolution も、生成AI連携でローカルLLM(gpt-oss)に対応していることを公式に明記しています公式
ここから読み取れること:オンプレRAGパッケージの価格は、「ソフトウェアそのものの対価」というより「キッティング・動作検証・保守・サポート・責任の引き受け」の対価という性格が強い、ということです。これは各社の商品構成から読み取れる事実であり、パッケージが不当に高いという意味ではありません。問題は「その部分にいくら払う価値があるか」です。

3案の比較

B案 = 貴社のご指摘の構成
観点 A案:パッケージ製品を契約 B案:n8n+OSSのみ(契約なし) C案:併用
構成 RICOHキット等を購入し、その中で完結。拡張は同梱のDify等で行う 既存の自社サーバー・ファイルサーバー・売上実績DB・MARUSHIN BtoB を n8n で繋ぐ。RAGはQdrant+Ollama、UIはDify 検索基盤だけパッケージ、業務側はn8n
ソフト費用 QuickSolution 250万円〜/GMO 初期200万+年132万〜/RICOH 非公表 0円
(有償版が要るのは、n8nでSSO・Projectsが必要になった場合のみ)
パッケージ費用のみ
GPUサーバー RICOHは込み。GMO・QuickSolutionは別途 別途必要(ここは消えません)
どの案でも避けられない費用です
別途必要
導入の速さ 構築・動作検証済みで納品される 環境構築から始める。ただしn8n公式のAI Starter Kit(n8n+Ollama+Qdrant+PostgreSQL)が用意されており、ゼロからではありません公式
検索UI・管理画面の完成度 全社ユーザー管理・権限設定・ログ管理まで製品として完成 Difyで作れるが、QuickSolutionのような「閲覧権限を考慮した全社横断検索」の水準には届きません
需要予測・実績集計 × 7製品すべて標準未対応。結局n8n等を足すことになります 最初からこれが目的の構成
障害時の責任 ベンダー保守。止まったら電話できる相手がいる × 自社(または弊社の保守契約)。OSSに問い合わせ窓口はありません 検索基盤はベンダー、業務側は自社/弊社
バージョンアップ 保守に含まれる 自社で計画・検証・適用。OSSは更新頻度が高く、放置するとセキュリティリスクになります
属人化リスク 製品として標準化されている × 構築した人しか分からない状態になりやすい。ルール整備が必須
ロックイン 製品を止めると資産が残らないことがある すべて自社資産。ワークフローはJSONで移設可能
発注ナビ様の
条件との整合
疑いなく「既製品/パッケージ」 △ 要確認
n8n・Dify・Qdrant・Ollama はいずれも製品名で回答欄に記載できる既製品であり、スクラッチではありません。ただし「ベンダー保守付きの商用パッケージ」を想定されている可能性があり、ここは商談で貴社のご意図を確認させてください
パッケージを含むため確実

B案(パッケージ契約なし)が向いているケース

  • 情報システム部門に、Linux/Docker/DBを扱える方がいらっしゃる。ここが最大の分岐点です。
  • やりたいことの中心が「需要予測」「営業提案」である。この2つはどのパッケージも標準では持っていないため、パッケージを買っても結局n8n側で作ることになります。それなら最初からB案が合理的です。
  • 検索対象の文書が、部門単位など限定的な範囲でよい。全社数十万ファイルを横断検索したいのであれば、専用製品(QuickSolution等)の方が確実です。
  • まず小さく試して、効果を見てから広げたい。B案は初期費用が最小のため、失敗コストが低く済みます。
弊社の正直な意見:貴社のヒアリング内容を読む限り、B案から始めるのが最も合理的だと考えています。ご要望の中心である「需要予測」「昨年実績に基づく提案」は、パッケージを買っても付いてこないからです。

B案の弱点 ― ここは隠しません

「ソフト0円」は「総額0円」ではありません。GPUサーバー、構築工数、そして運用保守の人件費は必ず発生します。パッケージの年間保守費(例:GMO 年132万円〜)は、その運用をベンダーに肩代わりさせる対価です。自社で持つなら、その工数を社内で確保する必要があります。
止まったときに電話する相手がいません。OSSに問い合わせ窓口はありません。「AIが止まって180名の業務が滞る」事態にどう備えるかを、導入前に決めておく必要があります。弊社の保守契約で受けることは可能ですが、それは結局「有償の保守」であり、パッケージ保守と性質は同じです。
全社横断検索の完成度では、専用製品に及びません。QuickSolution は「利用者の閲覧権限を考慮して回答を生成」「数百TBまで対応」「5,100サーバー以上の導入実績」を公式に掲げています公式この水準を自作で再現するのは現実的ではありません。
属人化します。これはOSS構成の最大の実務リスクです。命名規則・エラー通知・変更手順・ドキュメントを最初に整備しないと、担当者が異動した瞬間に誰も触れなくなります。
稟議の通しやすさは、A案が上です。「有名メーカーのパッケージ製品」と「OSSの組み合わせ」では、社内の納得感が異なる場合があります。ここは技術ではなく、貴社の社内事情の問題です。

弊社の推奨:B案から始め、必要になったらA案の要素を足す

「最初にどれを買うか」を決める必要はありません。順番を逆にすれば、判断を先送りにできます。
  1. まず B案の最小構成で、1部門・3ヶ月やってみる。n8n+Qdrant+Ollama+Dify。ソフト費用0円。GPUサーバーは検証機の貸出やレンタルで代替できます。
  2. そこで判明することが3つあります。①貴社の文書で、RAGの精度がどれくらい出るのか ②社員が本当に使うのか ③需要予測の精度がデータで出せるのか。この3つはカタログでは絶対に分かりません。
  3. 結果を見て、足りない部分だけパッケージを買う。「全社横断検索の権限制御が甘い」と分かればQuickSolution、「運用が回らない」と分かればRICOHキットのようなサポート込みの製品。何が足りないか分かってから買う方が、確実に安く済みます。
ただし1点だけ、先に確認させてください。発注ナビ様経由のご要望に「ある程度まとまったパッケージベースで導入し」「スクラッチでのご提案は不可」とございました。B案は技術的にはスクラッチではなく既製品の組み合わせですが、貴社が「ベンダー保守が付いた商用パッケージ」を想定されているのであれば、A案またはC案でご提案すべきです。この点だけは、弊社の判断ではなく貴社のご意向を伺わせてください。
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★本件の最大の関門 ―「ナレッジが頭の中にしかない」問題

お打ち合わせで伺った一言が、本件の成否を分けます。製品選定より先に、ここを設計する必要があります。

弊社「情報は完全に頭の中にしかないですか? それとも社内ドライブに資料が格納されていますか?」
丸眞様「現状はそうかな、というところ(=頭の中にしかない)
丸眞様「各々がその今現状頭にあるものを洗い出すっていうところで、それを引っ張ってくるっていうところかなというのがあるので」
なぜこれが最大の関門なのか
RAGは「すでにある文書」を探して答える技術です。文書を細かく分割し、質問に意味が近いものを引っ張ってきてAIに渡す——それがRAGの全てです。

したがって、文書が存在しなければ、AIは何も答えられません。

これは製品の性能とは無関係です。1,000万円のパッケージを導入しても、貯まっているものがゼロなら、返ってくる答えもゼロです。「丸眞のことが分かるAI」は、丸眞様の経験が貯まって初めて成立します。

そして、これは各社の見積書には出てきません。ベンダーの見積は「システムを作る費用」であって、「ナレッジを集める仕組みと、その運用」はほぼ含まれていないのが実情です。
最も避けたい結末:製品を導入し、社員の方に「使ってください」と案内したものの、聞いても「該当する情報が見つかりません」しか返ってこない。2〜3回試して、誰も使わなくなる。社内AIが失敗する原因の大半がこれです。
弊社の考え方:「集める」を仕組みにする
ナレッジを集める方法として、多くの会社が最初に考えるのは「みんなでドキュメントを書きましょう」という号令です。これはほぼ必ず失敗します。本業が忙しい中で、書く時間は取れないからです。

弊社のご提案は、「書かせる」のではなく「勝手に貯まる」設計にすることです。社員の方の負担を増やさずにナレッジが溜まる経路を、n8n で4本つくります。

ここが、弊社が本件で最もお役に立てる部分だと考えています。RAGの箱を用意することは、正直どのベンダーでもできます。差がつくのは「中身をどう貯め続けるか」の設計です。
ご安心いただきたい点:ゼロから全社展開する必要はありません。まず1部門・特定テーマ(例:ライセンス監修でよくあるトラブル)に絞って数十件貯めれば、「使える」と実感していただけます。そこから広げる進め方をご提案します。

頭の中のものを「勝手に貯まる」ようにする4つの経路

すべて n8n で組めます
経路① AIがインタビューして聞き出す 最も効果が高い
ベテラン社員の方に「ドキュメントを書いてください」ではなく、AIが質問して、話していただいた内容を自動で構造化します。
例:「このライセンスの監修で、過去に一番ヒヤリとしたことは何でしたか?」「その時どう対処されましたか?」「後から振り返って、何に気をつけるべきでしたか?」
15分話していただければ、失敗談が3〜5件、構造化されて貯まります。書く手間はゼロです。
ご退職・異動が近い方から優先するのが定石です(その方の経験は、いなくなると二度と取り出せません)。
経路② 日々のやりとりから自動で抽出する
貴社は M365 をお使いです。Teams のやりとり、Outlook のメール、会議の議事録には、実は日々ナレッジが流れています。ただ流れて消えているだけです。
n8n で「この会話には再利用価値のある知見が含まれているか」をAIに判定させ、該当するものだけをナレッジ候補として自動で抜き出します。
社員の方は、いつもどおり仕事をするだけです。登録作業は発生しません。
経路③ 「AIが答えられなかった質問」を種にする
これが最も効率的な貯め方です。誰かがAIに聞いて答えられなかった質問は、「社内に需要があるのに、まだ言語化されていないナレッジ」そのものです。
n8n が回答できなかった質問を自動で溜め、「この質問に答えられる方はどなたですか?」と担当部門に投げます。回答が返ってきたら、それがそのままナレッジになります。
使えば使うほど賢くなる循環が回り始めます。
経路④ 既にある資産を吸い上げる
「頭の中にしかない」とはいえ、実は形になっているものもあるはずです。過去の提案書、商品規格書、ライセンス契約書、監修のやりとり、サイボウズ Office に残っている過去の掲示板・スケジュール・報告。
特にサイボウズ Office は来年サポートが切れます。そこに蓄積された過去の記録は、移行時に失われる可能性があります。
これは期限のある話です。サポート終了前に、中身をナレッジとして吸い上げておくことをお勧めします。
正直に申し上げます。この4経路を組んでも、初日から満足に答えられるAIにはなりません。ナレッジは貯まるのに時間がかかります。だからこそ、運用開始を来年9月とお考えの今このタイミングで、「貯め始める」ことに価値があります。製品選定に時間をかけるより、先に経路①(AIインタビュー)だけでも回し始める方が、結果的に早く「使えるAI」に到達します。

あわせて設計が必要なこと

誰の発言か、いつの話かを必ず残す。「Aさんが2023年に経験した話」なのか「昨日の話」なのかで、価値が変わります。出典が示せないナレッジは、現場が信用しません。
古くなったナレッジをどう扱うか。取引条件も監修フローも変わります。3年前の失敗談が、今は当てはまらないことがあります。「最終更新日」「まだ有効か」の確認サイクルが要ります。
誰が見てよい情報かを、貯める時点で決める。失敗談には、個人が特定できる内容や取引先名が含まれます。後から権限を付けるのは非常に困難です。取り込み時に必ず持たせます。
「失敗を書いたら評価が下がる」と思われたら終わりです。これは技術ではなく制度の問題です。失敗談の共有を評価する、匿名化して扱うといった運用ルールを、代表者様の号令とセットで決めていただく必要があります。ここは弊社が決められる部分ではありません。

次回(9月7日)までに、ご一緒したいこと

お打ち合わせで「実装したいことの整理がまだできていない」とお話しいただきました。そこを整理するお手伝いこそが、今の段階で最も価値があると考えています。以下は、次回までにご一緒できればと考えている内容です。
  1. ナレッジのテーマを3つに絞る。「丸眞のこと全部」では永久に始まりません。まず「よく聞かれること」を3テーマ(例:ライセンス監修/新人が最初につまずくこと/得意先ごとの注意点)に絞ります。
  2. 「誰の頭の中にあるか」を特定する。各テーマについて、社内で最も詳しい方を1〜2名挙げていただきます。その方への15分インタビューが第一歩です。
  3. 入荷予定照会の現状フローを伺う。今は誰が、何を見て、どう答えているか。基幹にAPI があるか、CSV出力ができるか。ここが分かれば見積が出せます。
  4. M365 のどこから使いたいかを決める。Teams のチャットからか、専用画面か。新しい画面を増やさない方が、確実に使われます。
この整理は、弊社にご発注いただかなくても価値が残ります。整理された「業務ごとの現状と、こうしたい」の一覧があれば、他の4社様からも、比較しやすい見積が取れるようになります。お見積りの発行も無料で承ります。
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入荷予定照会と、将来の需要予測 ― RAGでは届かない領域

もう1つのご要望「入荷予定を聞いたら答えてくれる」について。これは実は、ナレッジ検索とは全く別の技術です。

「入荷予定を聞いたら答える」が、RAGでは作れない理由

「品番◯◯の入荷予定は?」という質問は、一見すると社内ナレッジAIと同じに見えます。しかし中身は正反対です。

ナレッジAI(第8章)= 文書の中から、意味が近い記述を探す。答えは文章の中にあります。
入荷予定照会基幹システムの入荷予定テーブルから、該当レコードを正確に引く。答えはデータベースの中にあり、しかも毎日変わります

これを RAG(ベクトル検索)でやろうとすると、古い情報を返す・一部の行しか見ない・それらしい日付を作ってしまうという事故が起こります。入荷予定を間違えて答えるAIは、業務上むしろ害になります。

正しい作り方は、質問の種類でルートを分けることです。「入荷予定」と判定したら、ベクトル検索ではなく基幹システムに直接問い合わせて、その結果だけを日本語にする。数字と日付はシステムが出し、AIは言葉にするだけ。これなら間違えません。この振り分けを担うのが n8n です。
次回お伺いしたい点:基幹システムに API があるかどうかです。
API がある場合:n8n から直接問い合わせられます。最もシンプルで、常に最新の情報が返ります。
API がない場合基幹からCSVを出力し、RPA等で n8n に渡す前段を作ります。一手間かかりますが、この取り込み自体も自動化できます。他社様でも実績のある方式です。
第三の選択肢:パッケージのメーカー様に「API を作れますか」とお問い合わせいただく方法もあります。最近は対応いただけるケースが増えています。

需要予測について(今回はスコープ外・将来の拡張候補として記載)

現状はAIでやらなくてよい、とのお話でした
初版では中心に据えていましたが、お打ち合わせで「そこら辺までは現状AIでやらなくていい」とのお話でしたので、将来の拡張候補として位置づけを変更しました。今は無理に入れる必要はないと弊社も考えます。
ただし、将来やりたくなったときのために、1点だけ知っておいていただきたいことがあります。
調査した7製品すべてが、需要予測を標準機能として持っていません。RAGが「文書を探す」技術で、「数字を集計・予測する」技術ではないためです。つまり、将来この機能が必要になったとき、どのパッケージを買っていても、結局は今回ご提案しているような接続レイヤー(n8n等)を足すことになります。
これは「だからn8nを買ってください」という話ではなく、製品を選ぶ際に「後から数値系の機能を足せる構成か」を見ておくと、将来やり直しにならないという意味です。ちょうど「やりたいことは今後どんどん増える」とおっしゃっていた点に直結します。
なお、需要予測の画面イメージは別タブのモックに「将来の拡張候補」として残してあります。今回の中心ではありませんので、参考程度にご覧ください。
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n8n とは何か ― 公式ドキュメントで確認できる事実のみ

お打ち合わせで「初めて聞きました」とのお話でしたので、改めて事実のみを整理します。営業トークではなく、公式ドキュメント(docs.n8n.io)および公式価格ページに書かれている内容だけを記載します。

まず、立場を明確にしておきます

n8n は弊社の製品ではありません。お打ち合わせでも申し上げたとおり、極論、貴社ご自身で構築されるのが最も安く済みます。「n8n」で検索いただければ、どなたでも導入できます。

弊社にご依頼いただく価値があるとすれば、それは「最初の立ち上げを弊社が行い、伴走期間の中でやり方をレクチャーし、貴社ご自身で実装できる状態にしてお返しする」という部分です。ハンズオン形式で、伴走費用のみ・構築はすべて貴社側で、という進め方も可能です。

なお、弊社代表・片川がワンデー合宿も実施しております。経営者・システム責任者の方など30名規模で、1日で5件(できる方は8件)のワークフローを作って実装いただくという内容です。内製化のニーズが高まっており、こうしたご依頼も増えています。

そして最も重要な点:n8n で作ったワークフローは、弊社との契約を終了された後もそのままお使いいただけます。貴社の資産として残ります。パッケージ製品のように、契約が切れると使えなくなる、ということがありません。「内製化していきたい」というご意向には、この点が効いてきます。

基本と提供形態公式

  • ワークフロー自動化ツール。ブラウザ上でノード(処理の箱)を線でつなぎ、「データを取る→加工する→AIに渡す→書き戻す→通知する」という業務の流れを画面上で組み立てます。
  • 提供形態は n8n Cloud(フルマネージド)セルフホスト(自社インフラに設置)今回はセルフホスト=オンプレミスです。
  • セルフホストのエディションは Community / Registered Community / Business / Enterprise。公式ドキュメントに 「Community edition is free, indefinitely(無期限に無償)」と明記。
  • Community edition は「ほぼ完全な機能セット」と公式に記載。無償版でもワークフロー作成・実行の中核機能はすべて使えます。
  • Registered Community(無償登録)で追加解放されるもの:Folders/Debug in editor/Custom execution data
  • 全プランで ユーザー数無制限・ワークフロー数無制限・全統合利用可と公式価格ページに明記。

オンプレ・隔離運用(貴社の要件に直結)公式

  • 公式ドキュメントに「Isolate n8n(n8nを隔離する)」という設定手順が正式に用意されています。セルフホスト版は既定で n8n 社のサーバーへアップデート通知・テンプレート・診断情報の通信を行いますが、以下の環境変数でこれを止められます
N8N_DIAGNOSTICS_ENABLED=false
N8N_VERSION_NOTIFICATIONS_ENABLED=false
N8N_TEMPLATES_ENABLED=false
EXTERNAL_FRONTEND_HOOKS_URLS=
N8N_DIAGNOSTICS_CONFIG_FRONTEND=
N8N_DIAGNOSTICS_CONFIG_BACKEND=
  • つまり 「社内ネットワークの中だけで完結し、外部へ一切通信しない n8n」を、公式の手順で構成できます。貴社の機密情報保護の要件に対する明確な回答になります。
  • クライアント側はブラウザのみ。Windows/Mac の区別なく利用でき、専用アプリのインストールは不要です。

AI/RAG 機能公式

  • Vector Store ノードを標準搭載。ドキュメントを埋め込みベクトルに変換して格納・検索する処理をノードとして組めます。
  • Qdrant Vector Store ノードには Get Many/Insert Documents/Retrieve Documents (As Vector Store for Chain/Tool)/Retrieve Documents (As Tool) の4モードがあります。
  • Ollama ノードにより、ローカルで動く LLM をそのまま呼び出せます(外部API不要)。
  • n8n公式が Self-hosted AI Starter Kit(n8n+Ollama+Qdrant+PostgreSQL)をオープンソースで提供。「ローカル完結のAI環境」をテンプレートから立ち上げられます
  • RAG Starter Template(ファイルアップロード用と問い合わせ用の2本)も公式提供。
  • 注意点:n8n は「テキストの埋め込み」のみをサポートと公式に明記(画像埋め込み等は対象外)。図面や商品写真をそのまま検索対象にしたい場合は、別の仕組みが必要です。

正直に申し上げる、n8n の弱点

n8n は「RAG製品」ではありません。検索専用のUI、全社ユーザー管理画面、文書取り込みの管理コンソールといった"製品としての体裁"は持っていません。そこは今回ご紹介したパッケージが担うべき部分です。だからこそ弊社は「n8n単体」ではなく「パッケージ+n8n」をご提案しています。
Community edition(無償)では使えない機能があります。公式に明記されているのは、SSO(SAML/LDAP)、Projects(プロジェクト単位の権限管理)、Environments、External secrets、Log streaming、Multi-main mode、Git によるバージョン管理、ワークフロー/認証情報の共有、Custom Variables、バイナリデータの外部ストレージ。170〜180名で全社利用するなら SSO と Projects が欲しくなる場面があり、その場合は Business(€667/月・年払い)の検討が必要です。
作った人にしか分からない、を防ぐ運用が要ります。ワークフローは画面で見えるとはいえ、命名規則・エラー通知・変更管理のルールを決めずに増やすと属人化します(弊社の導入支援では、ここを最初に整備します)。
サーバー運用は自社側の責任になります。バージョンアップ・バックアップ・監視は、パッケージ製品のベンダー保守と違い、自社または弊社の保守契約でカバーする必要があります。
一方で、ワークフローが「絵」として画面に残るため、スクラッチのプログラムに比べて後任への引き継ぎ・自社での改修ははるかに容易です。まさに「その後は自社側で構築・拡張していく」という貴社の運用像に合致します。
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n8n を使う場合と、パッケージ製品だけの場合の比較

どちらが優れているという話ではなく、担当する領域が違うことをご理解いただくための整理です。

観点RAGパッケージ単体n8n 単体パッケージ + n8n(弊社推奨)
導入までの速さ 買って文書を入れれば動く。最短で社内展開できる ワークフローを作る工程が必要 パッケージで即スタートし、n8n は後から重ねる
社内文書の検索・要約 これが本業。UI・管理画面まで完成品 作れるが、製品ほどのUIにはならない パッケージが担当
★ナレッジの収集
(頭の中→形式知)
× どの製品も「入れる箱」であって「集める仕組み」は持っていません。ナレッジを用意するのは利用企業側です AIインタビュー/M365からの自動抽出/未回答質問の回収をワークフローとして組めます 箱はパッケージ、集める仕組みはn8n
売上実績の集計・照会× ベクトル検索では数値集計が保証されない DBに直接SQLを投げるので数字が必ず合う n8n が担当
需要予測× 7製品すべて標準機能では未対応 過去実績集計+季節性計算+LLM解説を組める n8n が担当
営業提案の自動生成 文書ベースの提案文は書けるが、実績数値と紐づかない 実績→候補品番→提案書ドラフトまで流せる 実績(n8n)+文書根拠(RAG)の両方が入った提案
将来の他システム連携 製品が用意したコネクタの範囲内 HTTP/DB/ファイル/メール等、汎用的につなげる n8n が全社の接続点になる
ライセンス費用と人数製品次第。neoAI のような「社員数で変動」型は180名で総額が膨らむ全プラン ユーザー数無制限(公式明記)。Community は無償 QuickSolution(ユーザ数非依存)や GMO(サーバ課金)と組めば、人数課金の影響をほぼ排除できる
ベンダーロックイン 製品を止めると資産が残らないことがある ワークフローはJSONで自社に残り、他環境へ移設可能 業務ロジックがn8n側に蓄積されるため、将来パッケージを入れ替えても資産が残る
自社での拡張しやすさ製品の想定範囲内なら容易、外れると不可 画面上でノードを足すだけ。情シス様でも改修可能 ご要望どおり「導入後は自社で拡張」が現実的に成立
運用の手間 ベンダー保守に乗る 自社でサーバー・バージョン管理が必要△〜○ n8n側の運用が増える。弊社の保守で受けることも可能
「既製品」要件への適合 n8n も Dify も Qdrant も既製品。スクラッチではない すべて製品名でご提示できます
「スクラッチ不可」というご条件について、弊社の立場を明確にしておきます。
弊社がご提案するのは、RICOH オンプレLLMスターターキット(または QuickSolution/GMO AI RAG)n8nQdrantOllamaDify という、すべて名前のある既製品・OSSプロダクトの組み合わせです。ゼロからAIエンジンやRAGエンジンを書き起こすことは一切いたしません。弊社が行うのは、それらを貴社の業務に合わせて設定・接続・ワークフロー化する部分です。
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推奨構成と、貴社スケジュールに合わせた進め方

※ここから先は、現時点の公開情報に基づく弊社の想定(仮定)です弊社想定。実際の構成は貴社の基幹システム・データ構造・ネットワーク要件を確認のうえ決定します。

推奨アーキテクチャ ― B案(既存資産を n8n で繋ぐ)をベースに記載

パッケージを足す場合はAIアプリ層を差し替え
利用者層
社員 170〜180名。新しい画面は増やしません。貴社は既に Microsoft 365 をお使いですので、Teams のチャットからそのままAIに質問できる形にできます。「毎日開いている場所」から使えることが、定着の決め手です。(お打ち合わせでも申し上げた「極力新しいUIは増やさず」の部分です)
AIアプリ層
Dify(Apache 2.0・無償)でチャットUI・アプリ管理・ユーザー管理を構成。
▸ パッケージ製品を採用される場合は、この層を QuickSolution/GMO AI RAG/RICOHキット に差し替えるだけで、下の層はそのまま使えます。後から差し替えられる=今すぐ決めなくてよいのが、この構成の利点です。
★ナレッジ層
第8章の4経路(AIインタビュー/M365からの自動抽出/答えられなかった質問の回収/既存資産の吸い上げ)。
本件で最も重要な層です。ここが空だと、上の層に何を置いても答えは返りません。製品選定より先に着手すべき部分です。
業務接続層
n8n(セルフホスト・公式手順で隔離) ★弊社の担当領域
質問の振り分け(ナレッジ系か/入荷予定などのデータ系か)、基幹システムへの照会、ナレッジ収集の4経路の自動実行、通知。業務ロジックはすべてここに"絵"として蓄積され、弊社との契約が終了しても貴社の資産として残ります全プランでユーザー数無制限公式
モデル層
Ollama(MIT・無償)+ ローカルLLM(tsuzumi 2 約30B / gpt-oss / ELYZA 等)+ 埋め込みモデル
外部APIを一切呼ばない構成が可能です。ここでのモデル選択が、GPU費用を最も大きく左右します(第5章)。約30Bクラスなら40GB以下のGPU1枚で動作するモデルもあります。
データ層
貴社の既存資産+これから貯めるナレッジ。基幹システム(入荷予定・売上実績)/ファイルサーバー/M365(Teams・Outlook・SharePoint)/サイボウズ Office の過去記録(来年サポート切れ・要救出)/Qdrant(Apache 2.0・無償)。データは既存の場所から動かさず、読みに行くのが基本です。
境界
インターネットとの接続点なし。n8n は公式の隔離設定で外部通信を停止。基幹の売上実績のような機密情報が社外に出る経路そのものを作りません。(Copilot をお使いにならない理由に対する、構成としての回答です)
初版から変えた点:「ナレッジ層」を追加しました。初版は既存データを繋ぐ話が中心でしたが、お打ち合わせで「ナレッジは頭の中にしかない」と伺ったため、この層こそが本件の中核だと考え直しました。買い足す必要があるのは実質GPUサーバーだけ、という点は変わりません。

貴社スケジュールに合わせた進め方(8月末決算 → 来年9月 運用開始)

弊社想定
時期やること内容
2026年8月
(今月)
方向性を固める
「今月中に固めたい」とのお話
5社様のご提案を比較。第13章の7つの質問で各社を同じ土俵に乗せる。
弊社からのご提案:この段階で「ナレッジのテーマ3つ」と「誰の頭の中にあるか」だけ決めていただけると、以降が一気に進みます(第8章の最後)
2026年
9月〜11月
小さく始めて、確かめるn8n+Qdrant+Ollama+Dify の最小構成を立ち上げ(ソフト費用0円)
経路①のAIインタビューを、まず3〜5名の方に実施。ナレッジを数十件貯める
・1テーマに絞って「聞いたら答えが返る」状態を作り、1部門で試していただく
・ここで ①貴社の内容で精度が出るか ②社員の方が本当に使うか ③GPUがどれだけ要るか が分かります
2026年12月
〜2027年3月
ナレッジが自動で貯まる状態にする経路②(M365からの自動抽出)・経路③(答えられなかった質問の回収)を稼働
経路④:サイボウズ Office の過去記録を吸い上げサポート終了前に実施する必要があります
入荷予定照会を構築(基幹のAPI有無により方式を決定)
・Teams から使える形に接続
2027年
4月〜8月
広げて、社内で回せる状態に・対象テーマ・対象部門を拡大
ハンズオンで貴社システム部門の方に実装方法をお引き渡し(内製化)
・権限設計・ナレッジの鮮度管理ルールの確定
・全社展開に向けた負荷検証とGPUサイジングの確定
2027年9月
本番運用開始
ご希望どおり再来期から
全社170〜180名で運用。以降は貴社ご自身でワークフローを追加していける状態。「やりたいことが増えていく」というお話に、そのまま対応できます
この進め方の利点:来年8月まで時間があるので、焦って製品を決める必要がありません。むしろ先に小さく試して、何が必要か分かってから本格投資する方が、確実に安く・確実に使われるものになります。お打ち合わせで申し上げた「小さく作って確かめる」はこの意味です。
1点だけ、期限のあるものがあります。サイボウズ Office のサポート終了です。そこに蓄積された過去の記録(掲示板・報告・やりとり)は、移行時に失われる可能性があります。ナレッジの元になり得る資産ですので、終了時期を確認し、それまでに吸い上げるかどうかをご判断ください。これは弊社にご発注いただくかどうかに関わらず、お伝えしておきたい点です。
実現イメージをモックで見る(別タブ)
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各社への見積依頼時に、必ず確認していただきたい8つの質問

本レポートで「公開情報なし」となった項目を埋めるための、実務的な質問リストです。この8問への回答を揃えれば、5社様を同じ土俵で比較できます。そのままメールに貼ってお使いください。今月中に方向性を固めたいとのお話でしたので、まず質問0だけでも各社に投げていただくことをお勧めします。

#質問文(そのままお使いいただけます)なぜ聞くのか
1「最終的に180名が利用します。御社の課金はユーザー数課金ですか、サーバー/ライセンス課金ですか。180名になった場合の年額を教えてください。」今回の調査で、QuickSolution と n8n は「ユーザー数非依存」と公式明記、neoAI は「社員数で変動」と公式明記でした。ここが5年総額を最も大きく変えます。
2「180名規模での稼働実績はありますか。その際の推奨ハードウェア構成(GPU種別・枚数・VRAM容量)を教えてください。」規模別サイジングを公表しているのは RICOH のみでした。70Bクラスのモデルは80GB級VRAMが必要とされており、GPU枚数が費用を左右します。
3「見積金額にGPUサーバー本体は含まれますか。含まれない場合、必要な機器と概算価格を教えてください。」RICOHはハード込み、GMO AI RAG と QuickSolution はソフト単体です。ここを揃えないと総額比較ができません。
4「インターネットに一切接続しない完全閉域で、ライセンス認証・アップデートを含めて運用できますか。」「オンプレ対応」と書いてあっても、ライセンス認証だけは外部通信が必要な製品があります。貴社の要件では致命的になり得ます。
5「当社の売上実績・入出荷データ(RDB)に対して、集計・件数カウントを伴う質問に正確に答えられますか。ベクトル検索ではなくSQL等で集計する機能はありますか。」本レポートの核心です。「できます」と言われたら、必ず実データでのデモを依頼してください。合計値が合うかどうかで実力が分かります。
6「導入後、当社の情シスだけで新しいAIアプリやワークフローを追加できますか。その際に追加のライセンス費用や御社への作業依頼は発生しますか。」貴社のご要望「その後は自社側で詳細の構築や拡張を行っていく」が本当に成立するかを確認する質問です。ここで濁されたら、実質ベンダー依存になります。
0「当社が貯めたいナレッジ(社史・社員の失敗談・成功談)は、現状ドキュメント化されておらず、社員の頭の中にしかありません。この状態から始める場合、御社の製品・サービスはナレッジを集める部分をどう支援いただけますか。」最初に聞くべき質問です(第8章)。ほとんどの製品は「文書を入れる箱」であって「集める仕組み」ではありません。この問いに具体的な方法を答えられない提案は、導入しても空っぽの検索窓が残ります。
7「同等の機能は、n8n・Dify・Qdrant・Ollama といったOSSを自社で構築しても実現できると理解しています。それでも御社製品を契約する価値は、具体的に何でしょうか。」最も本質的な質問です。第7章で見たとおり、RICOHキットにはDify Community版が同梱され、GMO AI RAG はOSS版の無料公開を予告しています。この問いに具体的に答えられるベンダー(=キッティング・保守・SLA・実績で価値を語れる会社)が、本当に信頼できる相手です。ぜひ弊社にも、同じ質問をしてください。
弊社は、この6問への各社回答の読み解きと比較整理を、無償でお手伝いいたします。弊社の製品を売るためではなく、貴社が正しく比較できる状態を作ることが、結果として最も良いお付き合いにつながると考えているためです。
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出典一覧(すべて2026年8月1日時点で確認)

本レポートに記載した製品情報・価格は、以下の公式サイト・公式プレスリリース・公式価格ページに基づいています。

■ ご提案する代替候補
■ 第7章(OSSライセンス)の根拠
■ 第三者情報(参考値として使用)
調査の限界について、正直に申し上げます。
① 価格・仕様は各社が随時改定します。本レポートは2026年8月1日時点の公開情報のスナップショットです。
② 「公開情報なし」と記載した項目は、公式サイト上で確認できなかったという意味であり、機能が存在しないことを意味しません。個別の問い合わせで判明する可能性があります。第13章の質問リストをご活用ください。
各製品の実際の回答精度は、貴社の文書で試さなければ分かりません。カタログスペックでは判断できない領域です。DNPの2週間無償検証、Alli の SaaS 先行試行など、無償・低コストで試せる枠を活用した実データでの比較検証を強くお勧めします。
④ 本レポートの「推奨構成」「段階導入」「所要期間」は弊社の想定であり、貴社のデータ構造・基幹システムの状況により変わります。確約ではありません。
提案用ドラフト